HOME > 豚丼トピックス >  大盛豚丼 【特集:…
大盛豚丼 【特集:まちむらメガ盛り合戦】
登録日時:2012/05/05 14:11 [ 豚丼ニュース ]
- 2012年5月5日 十勝毎日新聞紙面より -

「ドライブインいとう 十勝清水本店」「元祖二階建大盛豚丼」

 「元祖二階建大盛豚丼」-。その名の響きに魅了され文字通り“腹”をくくり、国道274号を清水市街から鹿追方面に約5キロの位置にある同店へと向かうと、黄色い看板と同店のキャラクター「豚丼名人」が挑戦者を迎え撃つがごとく両手に豚丼を構えて仁王立ちしていた。

 店内へと足を進めると笑顔で迎えてくれたのは店主の伊藤英人さん(70)。「元祖二階建大盛豚丼」(1050円)は1973年の開店時からの定番メニューだ。豚丼の起源に「入手困難なウナギに代わる滋養強壮の食材として豚を使った」という一説があり、2層にする大盛りのうな重と同じく2層の豚丼を始めた。

 いざ豚丼に挑もうと伊藤さんが差し出した丼に目を向けた。見た目はさほど大きくはない…が、受け取るとそのずっしりとした重みが両腕にのしかかり、緊張感が走る。食べ始めると、これがまた絶品。伊藤さんがこだわり抜いた十勝産ケンボロー豚の軟らかロース肉と、開発に数年かけた秘伝のタレとの調和が心地よい。無我夢中で口に運んだ。大盛りメニューは大味なのが世の常だが、全く飽きを感じさせない丁寧な仕事ぶりに伊藤さんのこだわりを感じる。

 「余裕の完食」-。その言葉が脳内に浮かんだ時だった。忘れていた1階部分が顔を出し、顔が引きつる。それでも振りかけたさんしょうやショウガとニンニクの香りに背中を押され、最後の豚肉1切れ、米1粒までも味を堪能し完食した。店内を後にする際、再び顔を見せた「豚丼名人」の顔が心なしか来店時よりも優しく見えた。(大谷健人)

 【メモ】 清水町熊牛90。午前10時~午後5時。水・木曜定休。0156・62・5141。

豚丼の鶴橋

正己 秦(はた)食堂

食事・酒蔵 森田屋

割烹・お食事処 熊の子

レストラン ケルン

食事処 海幸

レストラン 郷里ちゅうるい

BUTADON.COM内の記事・写真などのデータの無断転載はご遠慮ください。
運営元:十勝毎日新聞社 メール:info@butadon.com (※掲載各店の詳細、取材申込などは各店舗に直接お問い合わせ下さい。)
Copyright (C) Tokachi Mainichi Newspaper,Inc. All rights reserved.