- 2010年3月3日掲載十勝毎日新聞紙面より -
「本物の味を家庭に」
【音更】渡部食品(町大通7、渡部輝子社長)は、同社の天然醸造しょうゆを使った「ぶた丼のたれ」を発売した。創業以来、変わらずに守り続けてけきた伝統のしょうゆを、家庭で気軽に料理に使ってほしいと開発した。
同社は1924年、帯広でこうじを扱う店として創業。その後、2代目が音更に移り住み、こうじ、みそ、しょうゆの製造と行商を始めた。
天然醸造しょうゆは、道産の音更大袖振大豆、小麦のハルユタカ、天日塩のみを使用し、1年半かけてじっくり発酵させる。保存料など化学調味料を一切使わず、微生物の力を借りて自然に発酵させたものを、天然醸造という。
「調味料の基本はしょうゆ。本物のいいしょうゆを使えば、どんな料理もおいしくなる」(渡部社長)との考えから、今回、十勝の家庭で親しまれている豚丼のたれを開発した。原材料は天然醸造しょうゆのほか、砂糖、水あめ、みりんのみ。余分なものは一切加えず、渡辺社長が家庭で調理してきた経験を生かしてそれぞれの分量を決めた。
豚丼のたれほか、天丼のたれ、魚の照り焼きなど、1本あればいろいろな料理に応用できる。渡部社長は「うちのしょうゆは、春から仕込んで、毎朝『おいしくなってね』と声を掛けながら手入れ(こうじをかき回すかくはん)する。子供のような存在」。夫で4代目の裕隆さんは「安全安心の心を込めた食品」と話す。
真っ赤なラベルの容器で350ミリリットル入り630円。本社とJR帯広駅とかち物産センターで販売している。問い合わせは同社(0155・42・2908)へ。(酒井花)
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