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かし和家の豚丼 東京進出 無店舗方式 ウーバーで宅配 浦幌
登録日時:2022/02/26 15:16 [ 豚丼ニュース ]
-2022年2月26日十勝毎日新聞紙面より-

  【浦幌】浦幌町本町73の老舗そば店「かし和家(わや)」が、店舗を持たずにデリバリーに特化した「ゴーストレストラン」の形態で東京・六本木に進出し、全国に配達エリアを持つ飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」を通じて豚丼を売り込んでいる。3代目店主の近江幹太さん(21)は「40年以上の歴史ある伝統の味を多くの人に知ってほしい」と話している。

 かし和家は、前店主の山岸嘉一(かいち)さんの祖父に当たる嘉吉さん(故人)が1927年に創業。昨年3月27日に店を畳むも、近江さんが後継者に名乗り出た。昨年末の営業を最後に店は開いていないが、現在、リニューアルに向けた準備期間としている。

 近江さんに今回の話が舞い込んだのは昨年11月。浦幌の若者支援事業の一環として、事業の委託を受けた一般社団法人「十勝うらほろ樂舎」が、東京で食にまつわるチャレンジを支援するフードラボ「KDC」に販路開拓の協力を依頼して実現した。事前に食材を送って豚丼を食べてもらったところ、好反応だった。

 「十勝かし和家 六本木店」の名称で開業し、18日から宅配を開始。メニューは豚丼を中心に、温泉卵やチーズなどをトッピングした六本木店ならではのものも見られ、全13種類で価格帯は1180円~3480円(宅配料を含む)。初日に3万円を売り上げた。

 豚丼に使用するタレは、前店主の山岸さんが約40年前に考案。花カツオのだしなどを使って6、7時間ほど煮込み、2日間で完成する。手間を惜しまずに作るその味は、帯広市内の食肉卸業者から仕入れた十勝産豚肉との相性も抜群だ。

 かし和家のリニューアルに向けては、古くなった厨房(ちゅうぼう)の改修や新メニューの開発などを予定。早ければ5月下旬のオープンを目指す。近江さんは「トッピングで一番人気だったものはメニューに加えたい。ネット販売にも乗り出すことができれば」と張り切っている。

 浦幌のふるさと納税の返礼品でも、かし和家の豚丼セット6人前(寄付額1万4000円)を取り扱っている。(小縣大輝)

<ゴーストレストラン>
 米国ニューヨークを中心に広まったビジネススタイル。かし和家の六本木店では、電話やインターネットなどで注文を受けた飲食宅配代行サービス側で調理し、配達を行う。

正己 秦(はた)食堂

食事・酒蔵 森田屋

割烹・お食事処 熊の子

レストラン ケルン

食事処 海幸

レストラン 郷里ちゅうるい

豚丼のぶたはげ帯広本店

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