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豚丼などを提供する「はげ天」シンガポール出店
登録日時:2015/03/24 13:46
[
豚丼ニュース
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豚丼などを提供する「はげ天」(本社帯広、矢野整社長)は5月、シンガポールに出店する。同社が現地の2社と法人を設立し、海外に本格的に進出する。帯広名物の豚丼はこれまで期間限定で海外出品されたことはあったが、海外で本場の豚丼が常に提供されるのは初めて。
同社は香港で2013年に約3カ月、香港の飲食業界最大手・マキシムグループで豚丼を提供し好評だったことから、その後も1年間販売した。
シンガポール出店は、十勝と海外の橋渡しをしているプロットアンドアジアパシフィック(帯広市)の後藤健市会長の人脈で、シンガポールの経済人とのつながりを生かした。
シンガポールの中心街にある日系スーパー・飲食店などが入る商業施設「リャンコート」の中に出店。座席数約40席、販売価格は日本円で1200~1300円。帯広から人を派遣し、本場の味を提供する態勢をつくる。
豚丼のたれは、帯広市内のはげ天本店からJA帯広かわにしの「十勝川西長いも」の船便による輸出ルートの活用を検討し、流通コストを抑えて輸出する。豚肉は現地調達、米は北海道産を使う。
矢野社長は「北海道ブランドが浸透している。豚丼も食べてもらえるのではないか」と話す。
同社は1934年創業。天ぷらも主力メニュー。帯広市内に「帯広はげ天」「豚丼のぶたはげ」など4店。このほか北広島市と埼玉県内の各1店を出店している。(関坂典生)
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