- 2013年4月11日十勝毎日新聞紙面より -
エッセイスト平松洋子さんの著書「ステーキを下町で」(文藝春秋)で、帯広名物の豚丼が紹介されている。元祖の「ぱんちょう」を中心に、豚丼誕生の歴史や十勝の文化などがつづられている。 雑誌「オール読物」(同)で連載した食べ歩きエッセーを単行本にまとめた。 十勝ならではのメニューとして開発したぱんちょうの豚丼は、「羽がはえたみたいに消えてゆく食べ心地には、丼ものの王道の風格がある」と評している。 他にも、晩成社入植から始まる開拓と養豚の歴史、「はげ天」の豚丼や六花亭のマルセイバターサンドなどにも触れている。 本では、谷口ジローさんの漫画とともに、根室のサンマや沖縄そばなども紹介している。1575円。 (池谷智仁) |